大学で教員免許状を取得しさえすれば、そのまま教員になれるわけではありません。
特に公立学校の教諭(期限つきでない正規採用の教員)になるためには、都道府県および政令指定都市の教育委員会が実施する教員採用試験に合格しなければなりません。
公立学校教員採用試験
通常、3~5月ごろに募集が行われ、6月中旬から1次試験、その後2次試験が行われます。
試験実施要項を、各都道府県および政令指定都市のWebサイト等で確認をしてください。
私立学校教員採用試験
私立学校教員採用は、各学校で選考が行われますが、次の3通りの応募方法があります。
1. 各学校に直接応募
各自、採用を希望する学校のWebサイトや、教員採用情報を確認できるサイトで応募の有無、要項を確認してください。また、各学校より本学に求人票が届いていれば、教職教育センター事務室よりポータルサイトでお知らせします。
2. 私学団体に履歴書を委託
各都道府県の私学団体があり、一部の私学団体では、履歴書を委託することができます。
加盟校から依頼があれば登録した情報が開示され、その後の選考については直接加盟校から連絡があります。
3. 私立学校教員適性検査を受験
各都道府県の私学団体が「私立学校教員適性検査」を実施し、それに基づいて各学校が選考するという方法をとっている場合があります。
講師登録
各都道府県および政令指定都市の教育委員会で、講師として勤務を希望する人の登録受付が行なわれています。
ただし講師は、各学校で必要が生じた場合に限り、採用されます。登録された人がすべて採用されるわけではありません。
1. 講師
- 常勤講師(臨時講師)
多くの場合は半年ないし1年間という期限付きで、また産休や育児休業などで欠員が生じた場合、それに応じた期限を付して、臨時任用されます。期間内は休日を除き毎日勤務となり、授業だけでなく、その他の仕事もします。 - 非常勤講師
担当する授業の時間割に応じて勤務します。基本的に授業以外の仕事はしません。
2. 登録時期
各都道府県および政令指定都市により異なります。また登録時期を設けている場合と、設けていない場合があります。
各都道府県および政令指定都市の教育委員会に問い合わせてください。